張見世・張店(はりみせ)
吉原遊廓などがあった江戸時代のころは「張見世」と呼ばれるお店の1階部分に木で組まれた格子の中で、遊女と呼ばれる女性がその姿を見せつつお客さんを待っていました。
格子の向こうにあでやかな花魁や遊女たちが何人も並んで座っている光景なんて今では映画や漫画の世界ですね。
松島新地では、格子こそありませんがお店の玄関先で女の子が通りに向かって何人か座っているところを今でも「張見世(はりみせ)」と呼んでいます。
飛田新地では「玄関」と呼んでるため、「張見世」と聞いてもピンとこない女の子もいらっしゃるかも。
飛田新地は玄関には1人ずつ座って他の女の子は接客や待機をしていますが松島新地では、接客や休憩中でない限り出勤している女の子は全員が張見世に座るシステムです。