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飛田新地 6/1〜営業再開の動き
【一斉休業 〜 再開まで】
●2020/04/04〜
緊急事態宣言よりも一足早い4月3日に、飛田新地料理組合に加盟する料亭約160店の全店が「一斉休業」をしました。
当時、東京都で「夜の街のクラスター化」が指摘されていた最中での、組合長の決断。全店に向けた「厳命」はYahoo!ニュースにも取り上げられるなど話題となりました。
●2020/05/24〜
休業要請解除後、6月1日からの営業再開を決めた飛田新地では、料亭で働く女性や従業員へ、抗体キットの検査をスタートさせています。また、街の動きとして、地元商店街やPTAも抗体検査の運営委員会に加わるなど、出前をとる飲食店やおしぼり業者をはじめとする取引先、地域住民にも幅広く無償で検査が受けられるよう、抗体キットを準備し検査を実施しています。コロナ対策に対する意識の高さはもはや、街全体を巻き込むほどで、『ここから(感染者を)出さない』という熱量が伝わります。飛田新地は、今後も従業員には2週間に一度のペースで検査を実施していく予定だそうです。
●2020/06/1〜
4月3日から休業していた飛田新地は、6月1日から少しずつ営業再開に動き出しました。
6月1日の週、飛田新地を訪れると・・・、緊急事態宣言が解除されて、初めての週末ということから、馴染みの常連客や地元客などが訪れ、街全体に人の流れがあり活気づいていました。6月19日〜、県をまたぐ移動自粛が解除されたため、県外ナンバーの車もチラホラ増え、日常も徐々に戻りつつあります。
営業再開した各店では「コロナ対策」を徹底して営業されています。お客さんについては入店時マスクの着用と消毒、検温の徹底をしてもらい、女の子と仲居さんも同じく検温などの感染対策を徹底されているそうです。また、「大阪コロナ追跡システム」を導入するなど、クラスター対策にも万全の配慮をしています。
【休業期間中、料理組合長が全店に呼びかけた「消費喚起」】
コロナショック前の飛田新地では、外国人観光客や、県外からのお客様で賑わっていたため、コロナショック後、街全体の客足が衰えるなど、大きな反動となって表れていました。そんな閑静な雰囲気が街全体を包みこむ中、料理組合長は「地域の存続・活性化」を願い、率先して「ある働きかけ」を行っていました。
組合長は、地域経済の悪化をくい止めるため、飛田新地料理組合に加盟する料亭約160店へ向けて「消費喚起」を呼びかけました。お昼の出前やランチ、会議の際のお弁当注文など・・・etc、食べて応援、消費に繋がるように働きかけました。街を元気づける活動です。
消費回復と感染第2波抑制の両立を目指し、かじを切り始めている飛田新地では「みんなで力を合わせて、できるだけのことをしよう!」という強い思いで今、動いています。
飛田新地の営業時間は2021年4月5日~5月5日まで20時で閉店に
緊急事態宣言における飛田新地の休業中の様子や営業再開にむけた動きについて